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崖条例(がけ条例)愛知県条例 [■お仕事]

敷地の半分が崖になっており、崖下の隣地(道路)との高低差が20m近くあるような案件。
当然、愛知県条例のがけ条例に関わるので、20m下の部分から図面上30°のラインを引き、
その範囲に基礎と一体とみなされる杭を打つことで、がけに対し安全な建築物として申請する予定でした。

がけ.jpg

【当初の申請イメージ】※福山市WEBより抜粋 

 

しかし、地盤調査をしたところ、岩盤で杭が打てないということが判明。
地盤が固すぎて杭が1mも入らないとか・・・

本来、地盤が固ければ喜ぶ話なのですが、今回に限ってはさてどうしましょうかという問題です。
がけ条例は、その岩盤が「硬岩盤」であることが証明できれば安全上支障が無いものとしてみなすとあり、
その「硬岩盤」とは一般に花崗岩、閃緑岩、片麻岩などなどを指すそうです。

IMG_0890.JPG

 

ボーリング調査を行ったところ、見事、「花崗岩」であることが判明しました。

花崗岩.jpg

この結果にて申請機関に相談に行ったところ、がけ条例クリアとの回答を頂きました^^
即日の回答では無く、検討して頂いた後の回答だったので、少しだけ肝を冷やしましたが、
無事に見通しが立ち安堵しています。

よく考えてみたら自然の崖なわけですから、固い地層である確率が高いので、
こういう事例もありそうなものなのですが、行く先々で前例が無いと言われ、
またしてもレアケース案件でしたので、こうしてブログに残しておこうと思った次第です。

自治体によって考え方が違うかもしれませんが、ご覧頂いた方のお役にたてば幸いです。

加門建築設計室


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浜松自宅カフェ

硬岩だと圧縮強度はコンクリートの10倍ですから、乱さない方が
安定していますよね。

私も神奈川県葉山町の湘南国際村で経験したのですが、岩盤って思い
の外やっかいなんですよね~!
岩(がん)って軟岩と硬岩に大きく分かれるわけですが、土工事が
大変でバックフォーではいきなり掘れないため、一度破砕してから
積み込む設計となりました。
設計のみで監理はしていないですが、土量計算がそれまでの概念と
まったく違ったのでとても苦労しました。

とは言え、とても参考になりました。
ありがとうございます<(_ _)>
by 浜松自宅カフェ (2017-04-05 09:14) 

plusgate

・浜自カフェさん
 返信おそくなりすみません。
 おっしゃる通り、岩盤って意外とやっかいですね。
 この案件についてはほんとに色々と勉強させてもらいました^^
by plusgate (2017-04-13 13:47) 

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