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省エネ住宅ポイント [ ・住宅版エコポイント]

昨年末に閣議決定された「省エネ住宅ポイント」
以前あった「復興支援住宅エコポイント」との違いをようやく理解できましたので記事化しておきます。

ネエネZ宅ポイント.jpg

以前は復興支援ということもあり、東海地方では15万円分だったのが、今回は全国どこでも30万円分に。
また、賃貸住宅はリフォームのみに変わってます。新築は対象外ということです。

そして、気をつけたいのが申請期限です。

Z宅エコポイント-2.jpg

3月上旬から受付を開始して、遅くとも11月末には発行申請の期間を締め切るとあります。
ということは、11月末までに工事請負契約はもちろん、確認申請と省エネ住宅の証明が許可されている必要があります。 

Z宅エコポイント3.jpg

Z宅エコポイント4.jpg

リフォームの場合は請負金額が1000万円(税込)以上だけが事前の発行申請が可能というのにも注意が必要です。
(※1000万円未満の場合は11月末までの工事完了が条件です)

期限がかなり限られているのかなという印象の今回の「省エネ住宅ポイント」
とりあえずは、期限が早まらないといいなあというところです。

加門建築設計室  


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省エネ等級3のトップランナー基準 [ ・住宅版エコポイント]

先日、無事「神沢の家」のエコポイント証明が許可されました。
 
神沢の家エコポイント.jpg
 
【神沢の家 住宅エコポイント証明書】 
 
去年7月末までの着工物件は「住宅エコポイント」として30万円分のポイントが新築エコ住宅に付与されましたが、
去年10月21日から今年の10月末までの着工物件は「復興支援・住宅エコポイント」の対象として再開されています。
新築の場合、3.11の被災地域は30万円分、それ以外の地域は15万円分となり、
また、その半分以上を復興支援商品と交換する点が一番大きな変更点です。
 
 

住宅エコポイントの登場以来、省エネ等級4、熱損失係数Q値2.7以下の住宅になるよう設計してきましたが、
どうやってもQ値が2.7以下にならない「神沢の家」(笑)
どうしたものかと悩んでいましたが、試しに計算してみたトップランナー基準ではクリアすることが出来ました!
 
トップランナー基準とは住宅のエネルギー消費量をある目標まで削減している住宅のことですので、
例えばエコキュートやエコジョーズを採用し、居室に白熱灯を用いず、ある程度の通風の確保できているなど、
条件が揃えばクリアします。
それでも前提としてQ値は3.0以下くらいなんだろうと思っていたのですが、なんとQ値3.55でもクリアできるとは!
トップランナー基準の住宅を求める声が多いと聞きましたが、きちんとその内容を確認する必要があるようです。
 
これで一応は省エネ最高ランクの「トップランナー基準の住宅」です。と言えてしまうのがちょっと怖いところですが、
これも自邸での実験のひとつということで、その辺りは一年通しての体感で判断したいと思います。
Q値、μ値だけじゃない!と一年後に言えると良いのですが・・・(笑) 
 
加門建築設計室

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住宅事業建築主基準(トップランナー基準) [ ・住宅版エコポイント]

住宅版エコポイントに関する次世代省エネや仕様規定、性能規定について記事にしてきましたが、

この度、ようやく実物件による住宅事業建築主基準(以下トップランナー基準)での証明書が交付されました。 

(トップランナー基準についてはこちらをご覧ください)

            

                

トップランナー基準証明書.jpg

【証明書】        

                  

トップランナー基準を採用したのは、フラット35S(20年金利引き下げ)を利用するためです。

融資条件にある【耐震等級3】も選択肢としては考えられましたが、

追加費用が数十万円単位で発生してしまうので、

追加費用が申請手数料の増額程度で済む【トップランナー基準】を採用しました。

              

申請方法などを5月の勉強会で知り、

計算してみた結果、対応可能だと判断していたので、

あとは実際に申請してみて、どのような質疑を受けるかという心配だけでした。

           

申請後の質疑では、予想していた内容は聞かれず、

予想外の内容を問われ、あわてて調べて対応した後、

無事、証明書を手にすることが出来ました。

       

                

【トップランナー基準】は、調べれば調べるほど難しい文章で書いてあり、

とても実際には採用できなさそうですが、

知ってしまうと驚くほど大したことではないので、

悩んでいる方で、これを読まれた人はご相談ください。

相談にもならない程の時間で終わってしまうと思います(笑)

加門建築設計室

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住宅版エコポイント 新築の場合 続編 [ ・住宅版エコポイント]

2月の記事『住宅版エコポイント 新築の場合』の続編です。

(そもそも内容がよくわからないという方は、前回の記事をご確認ください) 

 

 

前回の記事で、

【仕様規定】と【性能規定】について、手法や考え方の違いを述べましたが、

今回は、具体例で【仕様規定】と【性能規定(Q値)】の違いについて記します。

※窓は、全て金属製サッシ・空気層12mmのペアガラスです。

(仕様規定でも、Ⅳ地域では庇やブラインドがあれば、low-eガラスは採用しなくてもOKです。

 結構勘違いしている人が多いみたいですね~ 僕も最初はそう思ってました・・・)    

     

    

       

木造2階建 延床面積138㎡(建物気積347㎥)の住宅の場合、

次世代省エネ基準(省エネ等級4)を満たす仕様は

      

 【仕様規定】  床:GW16k100mm 壁:GW16k100mm 屋根:GW16k210mm

            窓:庇又はブラインドが必須

 【性能規定】  床:GW16k 50mm  壁 GW10k100mm 屋根 GW16k 50mm 

           窓:居室のみレースカーテン

     

上記の【性能規定】の仕様でQ値2.68です。

Q値2.70以下(Ⅳ地域)が条件ですので、ギリギリですが、

次世代省エネ基準(省エネ等級4)を満たす住宅となります。

     

床は厚さが半分、壁は16kが10kに。そして屋根は厚さを1/4以下に抑えることができ、

(実際には屋根はもう少し仕様は変えたほうが良いかと思います)

【性能規定】の計算により、次世代省エネとする場合は、

かなりコストダウンができるという結果となりました。 

ちなみに【仕様規定】の断熱材でのQ値計算結果は2.43でした。

     

    

他にも5件計算しましたが、

そのうち1件だけ、【仕様規定】では次世代省エネ基準とみなされる仕様でQ値が3.26となり、

【性能規定】では次世代省エネ基準を満たさないプランがありました。

次世代省エネ基準は、Q値が2.7以下が条件ですから、本来の意味では矛盾していますが、

この場合は【仕様規定】で考えれば、エコポイント対象住宅になるということです。     

     

    

     

<まとめ>

エコポイント対象住宅とすることが目的であれば、

ほとんどの住宅で【性能規定】による計算でコストダウンが可能。

ただし、プランによってはそうならないこともあるため、その場合は【仕様規定】の選択もありえる。

どちらにしても、【性能規定】による計算をすることが望ましい。

       

    

         

他にも『トップランナー基準』を採用する場合でも、実はこのQ値を求めた方が有利であったり、

Q値を下げる方法は、断熱材を厚くしたり、窓を小さくしたりするだけでなく、

実は色んな方法があるので、もっと書きたいところですが、ブログではここまでにしておきます。

どうしても詳しく聞きたい方やお悩みの建築関係者さんはHPよりご連絡ください。

多少、お力になれると思います。 

             

     

        

過去に、Q値2.0以下が条件の住宅を設計したことがあり、

その際には何百万円ものコストUPになってましたが、

メーカーのうたい文句にまんまと騙されていたことがよくわかりました。

これを読まれた方は、決して何百万円もの追加は必要ないということだけでも

わかってもらえれば幸いです。

           

         

            

【おまけ】

本来、屋上緑化や壁面緑化は、エコポイント対象になるべき要素だと思うんですが、

今のところ、全く関係ないようです・・・

加門建築設計室

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住宅版エコポイント 新築の場合 [ ・住宅版エコポイント]

今年、もっとも住宅業界を賑わしている『住宅版エコポイント』について、

理解致しましたので、少し遅くなりましたが、触れておきます。   

 

新築の場合、要件(※)を満たせば、30万円分エコポイントがもらえます。

リフォームの場合は細かい要件が決められており、

どこをどのようにリフォームしたかによりポイントが発行されます。

【※木造は省エネ等級4(次世代省エネ基準)、またはトップランナー基準の住宅】

トップランナー基準とは、

建売の年間売上棟数が150戸以上の会社に報告義務がある基準で、

省エネ等級4(次世代省エネ)+高効率給湯設備 (エコキュートやエコジョーズなど)

クリアしなければならならいという基準です。(次世代省エネ基準+10%省エネクリア)

また、長期優良住宅は省エネ等級4が条件のため、当然エコポイントの要件を満たしています。

よって、新築木造住宅のエコポイント必要十分条件は『省エネ等級4』の住宅になります。

トップランナー基準を採用する場合については『省エネ等級3』でも可能です。(5/23訂正)

 

 

   

   

今回は新築の場合についてのみ記したいと思いますが、

現時点において、プレハブ系ハウスメーカー以外のビルダーや設計事務所が

最も頭を悩ませていることは、

        

   

どの仕様(使用する断熱材の種類)が省エネ等級4を満たしたうえで最も安価で済むのか?

   

             

どういうことかというと、

今まで省エネ等級4(次世代省エネ基準)や長期優良住宅を標準仕様としていた建築会社は

全く問題がなく、(そのため大手のハウスメーカーなどは問題ないわけです)

そうでない会社は今までの標準仕様からは必ずコストが上がりますので、

どの断熱材を選べば良いのか、頭を悩ませているのです。

     

そういう質問も建築会社さんなどから頂いています。

(お宅どうしてます?みたいな探り探りの質問です)      

   

  

長期優良住宅の場合、設計やコストおいてデメリットがありますので、

クライアントの選択が重視されていましたが、(参考記事:長期優良住宅について) 

『エコポイント』については『省エネ等級4』にすれば、

今年は30万円分得をすることができるので、コストさえ満足していれば、

大きなデメリットは見当たらないため、どの建築会社も採用の方向で検討しています。

     

     

ここで、少し専門的な話になりますが、

『省エネ等級4』を満たす住宅とするには2通りの考え方、手法あります。

   

ひとつは個々の住宅にて、形状や窓の大きさを基に、Q値(熱損失係数)や

μ値(夏季日射取得係数)等の複雑な計算をして使用する断熱材など決定する方法。

これは『性能規定』と呼ばれているものです。

 

もうひとつは、『仕様規定』と呼ばれているもの。

地域ごとに断熱材のU値(熱貫流率)によって、厚さが決められています。

(グラスウール16kgだと壁は100mm以上など)

複雑な計算は一切必要ない手法です。窓の大きさや住宅の形状は関係ありません。

(窓はペアガラス等であるという規定はあります)

内容はフラット35の仕様書に細かく記載されています。

               

ほとんどの建築会社はこの『仕様規定』で申請しているというのが現状のようです。

事実、当事務所も『仕様規定』で検討していました。

コストの管理がしやすく、個々の物件によって複雑な計算が必要ないので、

スピードを求められる場合、当然と言えば当然です。

                      

そして、ここからがクライアント側や設計者側にとって、最も大事な部分になるんですが、

色々検討してみた結果、個々の物件で『仕様規定』の断熱材と『性能規定』の断熱材を比べると、

性能規定』で計算する方がコストが下がりそうです。(←まだ検討段階です)

窓などの開口部が大きい住宅の場合は、違う可能性も含んでいますが、

いずれにせよ、個々で検討することが大事になります。

(個々で検討するのは設計事務所の得意技です)

     

大きな窓がたくさんある家と、そうでない家が同じ断熱材を使っていれば、

どちらの家が断熱性能が高い家かは、少し考えればわかることですね。

うちはどっちだろう?と思っている方はぜひ一度、建築会社に問い合わせてみて下さい。

       

というわけで、当事務所でも現在、具体案について『性能規定』で検討中です。

結果は個々でご報告するとして、どれくらいコストダウンできるのか、

個人的な楽しみにしたいと思います。

       

『長期優良住宅』といい、『エコポイント』といい、余計なことをしてくれるな~というのが本音で、

そんな数値で計るより、落葉樹を庭に植えた方が良いのに・・・、

と思ってはいるのですが、自分のスキルアップにもなるので、常にアンテナを高くして、

ライアントに少しでも良い情報をお届けできればと思ってます。

加門建築設計室  

   

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